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健康は腸内環境で決まる?~腸内細菌が身体に及ぼす影響~

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腸内細菌を味方にして健康な体を手にしよう

健康に対する意識が高くなっている昨今、栄養に関する本や動画配信をする方も増え、アンチエイジングへの関心も高まってきています。

私もアンチエイジングなどに興味があり、栄養やトレーニングなどこれまで勉強してきましたが、2020年は腸活ブームが勝手に来ています。

腸は第二の脳ともいわれ、栄養分を吸収するだけでなく、細菌やウイルスの侵入から身体を守る免疫作用や抗炎症作用が注目されており、腸内環境を整えることは健康管理の上でとても重要だと思っています。

細菌は、ダイエットにも注目をされている腸内環境、今回は腸内にいる細菌の種類や作用、腸内環境が及ぼす影響などをご紹介したいと思います。

 目次

①私たちの腸内細菌

②腸内細菌が及ぼす影響

①私たちの腸内細菌

私たちの腸内にはおよそ100兆個の腸内細菌が存在していると言われています。

体内に存在する腸内細菌をすべて集めるとなんと2㎏もの重さになるんです。

そんな腸内細菌、、大きく4つのグループに分類され各々に特徴があるんです。

・ファーミキューテス門

消化酵素のなかでも、芋や穀物などの複合糖質を消化するための酵素を多く含有していおり、エネルギーを身体に吸収する役割がある。一見聞こえはいいが、不必要なエネルギーまで身体に蓄えようとしてしまうデメリットもあり、ダイエットの妨げにもなる可能性があります。

最近では、脂肪の吸収率と関連があると報告している文献もあり、この細菌が多い人は体脂肪が蓄積しやすい特徴があるかもしれません。

水しか飲んでないのに太っちゃう。。。そんな人はこれが原因かもしれませんね。

 

・バクテロイデス門

糖質を代謝する作用があり、うま味成分であるコハク酸を産生する特徴があります。

以前は日和見感染の原因など悪玉菌の印象がありましたが、最近では、ガンやアレルギー、免疫機能など健康に関連することが判明しており、バクテロイデス細菌が多い人は免疫機能が高い可能性があるといわれているんです。

バクテロイデス門は、短鎖脂肪酸を生成するといわれており、この短鎖脂肪酸が悪玉菌の増殖を抑える静菌・抑菌作用や腸内の免疫機能の役割を果たすため、バクテロイデスは身体の健康機能に関与する細菌になるんです。

 

・アクチノバクテリア

この門の代表的な菌にはビフィズス菌があります。ビフィズス菌は、大腸の中に存在する悪玉菌を破壊する効果があり、善玉菌の代表格なんです。ビフィズス菌から産生される乳酸や酢酸が大腸内の酸性や蠕動運動に関連することで、腸内環境を改善する(整腸作用)効果があるので積極的に摂取することをおススメします。

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また、小腸が担う免疫機能を向上させたり、アルツハイマー認知症の予防にも繋がることが報告されており、健康に密接に感染する細菌だと言えると思います。ただ、ビフィズス菌は乳幼児をピークに数が減少してしまうので、習慣的に食べ物やサプリメントで補給する必要があります。 

 

・プロテオバクテリア門 

大腸菌がこの属性に分類されます。病気の原因となる細菌などが含まれており、身体には悪い影響をもたらすことが多いです。胃酸の減少や蠕動運動の低下など、腸内機能が低下した際に比率が増加するといわれており、腸由来の病気を発症した際には注意が必要です。

②腸内細菌が身体に及ぼす影響

 Leyらは、

肥満者,肥満動物にはファーミキューテス門とバクテロイデス門の存在比率(F/B比)の有意な上昇を認めた

と報告しており、腸内細菌の比率の違いが体型にも関係していることを報告しています。

ファーミキューテス門は、身体にエネルギーを取り込む作用があり(特に脂肪から)、過剰に増殖すれば、必然的にカロリー摂取も増えてしまいます。

バクテロイデス門は、短鎖脂肪酸を産生するヤセ菌で体内の脂肪代謝だけでなく食欲低下や悪玉菌の減少の効果(主に酢酸)をもたらします。

海外では、同じ環境で育ったのに体型が違う双子の腸内細菌を調べたところ、肥満の方がファーミキューテス門の比率が多いこともわかっています。

腸内細菌を整えておけば免疫力の向上だけでなく、太りづらい身体になるかもしれません。日頃の食生活や睡眠など健康習慣が長い人生のポイントになると思います。 

 

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文献

1)Ley,et al:Microbial ecology:human gut mivrobes associated with obesity.Nature 2006,444:1022-1023